THE YELLOW MONKEYのSICKSを聴いた

ほんの1週間とちょっと前まで名前くらいしか知らなかったのに!

後戻りできないほど好きになりました。バンドについてもあんまり知らないし制作の背景も知りません。きっとトンチンカンなことも書いている。THE YELLOW MONKEYはかっこいい。以下SICKSの感想。

 

1.RAINBOW MAN
浮遊感が心地良い異国感。
曲調が変わってギターソロ入ってくるところでエマ様…ってなった。レインボウマンってなあに。レインボウマン。あ っコーラスもすごく好き


2.I CAN BE SHIT, MAMA
アッカンベーしたまま!ちょっと淋しい雰囲気。淡々としたメロディと歌い方からのギターリフと「お月様ニッコリと ポッカリで」で空気が変わるのがかっこいい。
時代にアッカンベーしたまま踊りませんかっていうのが好き。すかしたような口笛と最後のあたりのコーラスがたまんない。

アッカンベーしたーまーまー!


3.楽園
イントロでやられる。
歌い方のせいもあるかもしれないけどメロディが途切れないというか、流れるよう朗々と続く印象が強いしそこに惹きつけられる。

「僕らは大事な時間を意味もなく削ってた」ぐっとくる・・・
「君が望むのならば淫らな夢もいいだろう」って、世の中には「淫らな夢を見ても許してくれ」って歌詞の方が多い気がして引っかかった。強がりに聞こえて。


4.TVのシンガー
神様エマ様仏様。

こんなロック・ギタリストが居るなんてどうして誰も教えてくれなかったんだ…つらい…
最初のギターが最高、そこに入ってくるベースもドラムも最高、重たい音で「TVのシンガー」なんて皮肉だ大好き。
もうかっこいいったら!キレイな顔ですね素敵なスタイルですね、実際言われたことなんだろうな
ウナギのぼり、の後のギターのメロディがかっこいい…
「TVのシンガーこれが現実」でぐっと哀愁漂うメロディになるのが好き。ギターソロが最っっ高。
「淋しいだろ?そりゃそうさ……」って「君」に対してもあるけれど、自己を曝け出せば「イメージと違う」なんて言われる自分に対してもなのかなあって

 

5.紫の空
ねえちょっとずるい。こんな曲もできるなんてずるい。
恋を5足で1000円の靴下に例えた男がどこにいる。1足200円じゃないか。いやそうじゃなくて。
目隠し、首を絞める、涙キレイ、ディープキスより深い罵声、ってサディスト気質な男を描いておいて、「他の人から見れば5足 で1000円の靴下みたいな恋」が心底欲しいとかねえ。
「この羽をいっぱいバラまいて」「愛などとても軽いもの?この羽よりも軽いもの?」
自分がバラまいた愛嬌で釣れた「君」「お前」ならこの愛は軽いものってことかなあ
Purple Skyのところのコーラスがたまらなく好き。紫の空って朝焼けかな夕暮れかな。
「暇つぶしでもからかってるわけでもないよ」って信用性ない台詞じゃない。
でもあるバイオリニストが「どれだけきれいに弾いても声でアイラブユーって歌われたら敵わない」って言ってて。う っ

 

6.薬局へ行こうよ
かわいい。かわいい。へっへっっへ。笑っちゃってるのかわいい。うーんかわいい!

気持ち各パートの音も笑みを含んでいるような気さえしてくる。ドゥドゥドゥドゥッドゥードゥードゥー
落ち込んだ時にはこれを聴きたい。薬局には行かないけど。ワン!ワンワン!

 

7.天国旅行
「けしの花びら さえずるひばり 僕は孤独なつくしんぼう」でゆっくりなメロディになるところ、綱渡りしてるみたい。天国に辿り着いたってことかなあ 孤独なつくしんぼうってどういうことだろう・・・「天国」も比喩かなあ
なんだかさみしい曲

 

8.創生児
双生児と掛けているのか。でも二重人格?「アホのソテーができるぜ」名言だ!
聞いたかい今の泣き言、の前のハッって笑い声もすき。


9.HOTEL宇宙船
かーぎっ
ホテルってそのホテルですか。鍵は部屋の鍵ですか。私の心が汚れてるだけだったらどうしよう。心配になってきた。
ここまで表現が露骨だといっそ清々しいわ!
最後のところが伸びたテープみたいだ。。


10.花吹雪
こんなに綺麗な「君と死にたい」は初めて聞いた。
「君」はもう存在しないのか目の前から去ってしまっただけなのかどちらかなあ
音がとんでもなく好き。好き。日本のロックバンドならでは。それにしても前曲から打って変わりすぎだ。びっくり。泣いた。

 

11.淡い心だって言ってたよ
ずるい~~ずるいわ~~~
「なんともう」「ろくすっぽ」って言葉選びがツボ。
「どうして大切という字は大きく切ないのかな」も好き。
「7週間ろくすっぽ変えてないシーツ」を「変えたくない気持ちのほうが今もかなり優勢」で全部くるんじゃう感じずるい。ベストオブズルイ


12.見てないようで見てる
私のロックンロールのイメージってこういうの!古い洋楽みたいな雰囲気。抑揚が少ないメロディだけど歌詞が!
「いやらしい事をしようぜ 素敵な事にすり替えて」
ロックってそういうもんだよねっていうか好きですそういうノリが
み~てないよ~でみ~て~る~~♪み~てないよ~でみ~て~る~~♪


13.人生の終わり (FOR GRANDMOTHER)
「僕が犯されたロックンロールに希望なんてないよ
あるのは気休めみたいな興奮だけ それだけさ」
その気休めみたいな興奮に救われるんだよ・・・・

最後のピアノとハミングが泣ける

 

そしてブックレットの最後のほうの写真、メンバーの笑顔にやられた。かわいいなあ